日経平均株価
始値 26692.48
高値 26764.48(09:57)
安値 26487.84(09:20)
大引け 26590.78(前日比 -514.48 、 -1.90% )
売買高 10億1350万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆4584億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続落、米国株急落を受けリスクオフ加速
2.FRBの金融引き締めの動きを改めて警戒する売りが表面化
3.中国の主要都市ロックダウンに伴う経済への影響なども懸念
4.機械株が売られ、内需系では建設セクターへの売りが目立つ
5.33業種中32業種が下落し、個別株は全体の85%が下落
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比981ドル安と大幅に続落した。FRBによる米金融引き締め加速を警戒する動きが強まり幅広い銘柄で売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、リスクオフの流れが加速し日経平均株価は急速に下値を探る展開となり、2万7000円台を大幅に下回った。
25日の東京市場は、リスク回避の売り圧力が強まった。前週末の米国株市場ではNYダウが一時1000ドルを超える急落をみせたのをはじめナスダック総合株価指数やS&P500指数なども揃って大幅安に売り込まれており、東京市場でも主力株中心に幅広いセクターで買いが見送られる展開となった。日経平均は大幅安で始まった後、先物主導で下げ足を強め、一時下げ幅は600円を超える場面もあった。FRBによる金融引き締めに対する警戒感が強まっているほか、中国での主要都市ロックダウンの影響も懸念されている。機械株が売られたほか、内需株も建設株などへの売りが目立った。業種別では水産株を除く32業種が下落。個別株ベースでもプライム市場全体の約85%の銘柄が下落するほぼ全面安に近い商状となった。
個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984>が大きく値を下げたほか、レーザーテック<6920>も軟調。キーエンス<6861>、日本電産<6594>も売られた。ファーストリテイリング<9983>が3000円を超える急落となったほか、任天堂<7974>、ダイキン工業<6367>なども安い。東急建設<1720>が急落し値下がり率トップとなり、清水建設<1803>も大幅安。ジャフコ グループ<8595>、ダブル・スコープ<6619>の下げも目立つ。北の達人コーポレーション<2930>も水準を急速に水準を切り下げた。
半面、日立物流<9086>が買いを集め、SHIFT<3697>も逆行高、ネクソン<3659>もしっかり。東京製鐵<5423>は物色人気となり値上がり率首位に。オービックビジネスコンサルタント<4733>が値を飛ばし、オイシックス・ラ・大地<3182>、エレマテック<2715>も大幅高に買われた。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、カプコン<9697>も高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はネクソン <3659>、日ハム <2282>、ヤマトHD <9064>、セコム <9735>、味の素 <2802>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約4円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、ダイキン <6367>、TDK <6762>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約262円。
東証33業種のうち上昇は水産・農林業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)食料品、(2)ゴム製品、(3)医薬品、(4)倉庫運輸関連、(5)精密機器。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)非鉄金属、(4)空運業、(5)機械。
■個別材料株
△ヤマト <1967> [東証S]
22年3月期業績は計画上振れ。
△木徳神糧 <2700> [東証S]
22年12月期業績及び配当予想を上方修正。
△バイタルKS <3151> [東証P]
22年3月期業績予想と期末配当計画を上方修正。
△SI <3826> [東証S]
10万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△Aiming <3911> [東証G]
スマホ向け「キャラスト 魔法学園」サービス開始。
△シイエヌエス <4076> [東証G]
22年5月期業績及び配当予想を上方修正。
△トーセ <4728> [東証S]
京都市及びANAグループとメタバース事業で連携へ。
△東京製鉄 <5423> [東証P]
今期増収減益見通しも増配と自社株買いを好感。
△双葉電 <6986> [東証P]
LiC・LiB用タブリードを開発。
△大興電子 <8023> [東証S]
販管費減少で22年3月期業績は営業利益が計画上振れ。
▼東急建設 <1720> [東証P]
前期最終を赤字拡大に下方修正、配当も15円減額。
▼石塚硝 <5204> [東証S]
23年3月期は62%営業減益で減配へ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)東京製鉄 <5423>、(2)OBC <4733>、(3)オイシックス <3182>、(4)エレマテック <2715>、(5)ラクーンHD <3031>、(6)アインHD <9627>、(7)ガンホー <3765>、(8)ディップ <2379>、(9)カプコン <9697>、(10)ギークス <7060>。
値下がり率上位10傑は(1)東急建設 <1720>、(2)ジャフコG <8595>、(3)WSCOPE <6619>、(4)SBG <9984>、(5)清水建 <1803>、(6)ブラス <2424>、(7)フィルC <3267>、(8)北の達人 <2930>、(9)ビーウィズ <9216>、(10)日電産 <6594>。
【大引け】
日経平均は前日比514.48円(1.90%)安の2万6590.78円。TOPIXは前日比28.63(1.50%)安の1876.52。出来高は概算で10億1350万株。東証プライムの値上がり銘柄数は250、値下がり銘柄数は1554となった。東証マザーズ指数は694.33(8.68ポイント安)。
[2022年4月25日]
株探ニュース
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