東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が拮抗しており、値下がり数が若干上回っている。セクターでは鉱業、海運、建設、小売、不動産が堅調な半面、その他金融、空運、その他製品、証券、保険、ガラス土石が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ユニー・ファミマ<8028>、大和ハウス<1925>、テルモ<4543>が下支えする一方で、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>が重石となっている。
海外市場の休場の影響から、東証1部の売買高は連日で10億株を下回り、売買代金は1兆6263億円にとどまり、今年最低となった。明日は米国市場の休場明けによって米国系の資金流入が意識されることになろうが、国内機関投資家は10連休前で積極的な売買は手控えられることになりそうだ。
また、今週後半から決算ピークとなり、10連休明け後は決算ピークとなるため、模様眺めムードが強まりやすいところである。また、足元の決算については、明日23日に予定されている日本電産<6594>の結果を受けた市場反応を見極めたいところであろう。その他は、個人主体の決算などを材料視した循環物色といったところであるが、それでも積極的な売買は手控えられることになろう。
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