建設業界は、公共投資は引き続き底堅く推移し、民間の設備投資に回復基調があるものの、今後も先行きの不透明感が拭えないことから、企業規模を問わず受注活動で競合が激化し、受注単価の下落を招いている。併せて、建設資材価格の上昇を受け建設コストが高まってきたことなどにより企業業績は厳しい状況にある。
当第3四半期の売上高は、大型物流施設の杭工事や大型電力施設などの地盤改良工事が寄与したものの、杭材料の販売や地盤改良工事の中小案件で受注件数が減少したことなどから減収となった。また、利益については、各利益ともに増益となった。
2022年3月期通期については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高は前期比2.6%減(前回予想比13.9%減)の155.00億円、営業利益は同2.9%減(同55.9%減)の3.00億円、経常利益は同5.6%増(同50.0%減)の3.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同27.0%増(同45.0%減)の2.20億円としている。
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