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2020/01/31 - 東急建設(1720) の関連ニュース。以下は、フィスコソーシャルレポーターの薬味多めで氏(ブログ「個人投資家最前線」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。----※2020年1月24日7時00分に執筆いつもお世話になっております。薬味多めでです。本日は東急建設<1720>に関して、長期的に保有できそうな銘柄か、徹底的に調べていきたいと思います。■注目している基本の3項目私は個別株に投資

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薬味多めで:東急建設<1720>を徹底企業分析【FISCOソーシャルレポーター】

配信元:フィスコ
投稿:2020/01/31 10:44
以下は、フィスコソーシャルレポーターの薬味多めで氏(ブログ「個人投資家最前線」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年1月24日7時00分に執筆


いつもお世話になっております。薬味多めでです。

本日は東急建設<1720>に関して、長期的に保有できそうな銘柄か、徹底的に調べていきたいと思います。

■注目している基本の3項目

私は個別株に投資する際に、はじめに下記の3つのポイントに適合しているかどうかをチェックします。

1)主力製品、サービスに意義があり、実需が存在する実業である事、つまりは、主観的に好感が持てる商売をしていること。
2)業界が右肩上がりであること、または、高いレベルで安定している事。つまりは、売り上げと利益増が今後も見込めること。
3)株主還元スタイルを取っていること。

同社は、バブル崩壊後の経営危機から会社再建、再生期を経て、再興期を迎えており、19.3期は売上高、営業利益、経常利益それぞれ過去最高を更新しています。2018年3月に「2026年のありたい姿」をテーマに2018年~2020年度中期経営計画を発表しましたが、目標としている21.3期連結売上高3,120億円を19.3期は達成しています。

今年の東京オリンピック・パラリンピック後も同社に関しては受注が大きく落ち込むことがないと考えています。特に渋谷地区の再開発では、今後も果たしていく役割は大きいだろうと期待しています。

株主還元策に関しては、連結配当性向20%以上を目標とした配当を行うことを基本方針としているようです。ここ数年の配当性向を見ると、19.3期(36.8%)を除いて軒並み20%程度となっています。また、自己株式の取得による利益還元策が継続されている点にも注目しています。

こうした事から、2)3)は少し物足りなさを感じるのもの、1)はあてはまると考えました。

■業績・財務についての分析

▽連結業績の推移(単位は百万円)
決算期/売上高/営業利益/経常利益/当期純利益/EPS(円)
15.3/262,815/6,009/8,024/5,805/54.50
16.3/296,393/18,178/19,768/13,340/125.00
17.3/243,618/17,211/18,839/13,691/128.30
18.3/320,711/21,416/22,128/16,118/151.05
19.3/331,437/21,987/22,932/15,504/145.37

20.3期2Qは経常利益が前年同期比49.3%増の169.72億円となっています。通期計画に対する進捗率は既に90.3%となっているので、通期では上振れの着地となるのではないかと見込んでいます。

▽自己資本とROE(19.3期時点)
自己資本:926.34億円
自己資本比率:35.0%
ROE:16.7%

自己資本比率は18.3期の31.6%から35.0%まで改善しています。建設業では30%程度が中央値と聞きますから、まぁまぁ良い数字なのではないでしょうか。ROEも16.7%は高い水準にあると言えそうです。中期経営計画では、ROEの目標値を21.3期は13%以上に設定しています。

▽PERとPBR、ミックス係数(1月23日終値で計算)
PER(20.3期会社予想):6.65倍
PBR(19.3期実績):0.91倍
ミックス係数:6.06

目安となる基準のPBR1倍以下、PER15倍以下、ミックス係数11.25以下にはあてはまるので、同社株式は割安と言えそうです。

▽連結キャッシュフロー(CF、単位は百万円)
決算期/営業CF/投資CF/フリーCF
15.3/2,111/-1,525/586
16.3/39,003/-334/38,669
17.3/-23,545/-1,717/-25,262
18.3/16,226/-3,383/12,843
19.3/29,694/-5,786/23,908

過去5年間のフリーキャッシュフローをみてみると、売上高が落ち込んだ17.3期のみマイナスとなっていますが、他の期間はフリーキャッシュフローがプラスの状態となっていますね。

▽配当利回りと株主優待
19.3期の年間配当は1株あたり30.00円。20.3期の配当も1株あたり30.00円と予想されていますので、1月23日終値792円で計算すると、配当利回りは3.79%となります。株主優待はないようです。

■買いか?売りか?様子見か?

ここまで分析を行ってきましたが、個人的には現時点では様子見したい銘柄だと考えています。業界の事業環境と今後の売上予測、株主還元スタイルあたりが若干気になるところで、それ以外は軒並み私の投資判断のハードルをクリアしていると感じました。労働力の不足と資材の高騰を、どこまでテクノロジーなどでカバーできるかがポイントとなってきそうだと感じています。

現在の株価水準を考えると、2018年2月高値1,278円を天井に調整局面に入っています。2018年2月の高値と2018年3月高値、2018年12月の高値を結んだトレンドラインを上抜き、成長トレンドに入っていけるのかどうかをじっくりと観察していきたいところです。


毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。

一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。

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執筆者名:薬味多めで
ブログ名:個人投資家最前線

<SF>
配信元: フィスコ

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