■トヨタ <7203> 1,945.5円 (+100円、+5.4%)
トヨタ自動車 <7203> が続急伸。そのほか、ホンダ <7267> など自動車株が大幅続伸となった。外国為替市場ではここ円売りの動きが強まっており、足もとでは約1ヵ月ぶりに1ドル=116円台まで円安方向に振れる場面があった。米国ではFRBがインフレの高進を重くみて、金融引き締め姿勢を強めていることもあり、日米金利差拡大の思惑が為替動向にも反映されている。自動車セクター以外にも海外売上比率の大きいハイテクセクターや、日本郵船 <9101> や商船三井 <9104> など運賃がドル建て決済の海運株にもポジティブ材料として働いた。
■アズワン <7476> 7,240円 (+370円、+5.4%)
アズワン <7476> が5日ぶりに急反発。9日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を851億6000万円から868億円(前期比6.4%増)へ、営業利益を86億3000万円から92億9000万円(同6.1%減)へ、純利益を62億4000万円から72億2000万円(同20.6%増)へ上方修正し、39円50銭を予定していた期末配当予想を53円に引き上げると発表したことが好感された。主なマーケットである研究や開発向けにおいて官民ともに需要が伸長したほか、反動減を見込んでいた医療・介護向けも想定を上回り底堅く推移していることが要因。また、販管費の抑制も寄与する。なお、1月1日付で1株から2株への株式分割を行っており、これを考慮すると年間配当は実質増配となる予定だ。
■味の素 <2802> 3,442円 (+163円、+5.0%)
味の素 <2802> が3日ぶりに大幅反発。同社は9日に、コーポレートベンチャーキャピタル案件として、培養肉の開発・製造を手がけるイスラエルのフードテック企業、スーパーミート(テルアビブ市)へ出資したと発表した。スーパーミートは培養肉開発において先行する企業の一つであり、独自の細胞株による増殖・分化や技術の実証、パイロットプラントに併設する飲食施設でのメニューの受容性テストの実施など、培養肉開発に関わる一連の機能や、将来的な商業化を見据えた経験と実績を有している。今回の出資を通じ、スーパーミートが2年以内に予定する培養肉の商業化に向けた課題解決を支援するとともに、培養肉に関連する新技術・素材の開発を進めていくとした。
■メルカリ <4385> 3,140円 (+125円、+4.2%)
メルカリ <4385> [東証M]が7日ぶりに大幅反発。マザーズ市場の戻り足が顕著となり、マザーズ時価増額トップの同社が一時9%高に買われたほか、ビジョナル <4194> [東証M]、フリー <4478> [東証M]、プラスアルファ・コンサルティング <4071> [東証M]、Appier Group <4180> [東証M]などが軒並み値を飛ばした。マザーズ指数は30ポイントを超える上昇で一時700を上回ったが、マザーズ市場の時価総額上位銘柄が大きく株価水準を切り上げていることが指数に押し上げ効果をもたらした。足もとでは原油などコモディティ価格が反動安に転じるなか、逆にここまで売り込まれていた株式が世界的に買い戻されるアンワインドの動きが鮮明化した。東証1部に先駆して下値を模索していたマザーズ市場は短期的にはリバウンド余地が大きいとみられたようだ。
■SBテク <4726> 2,349円 (+90円、+4.0%)
SBテクノロジー <4726> が7日ぶりに大幅反発。9日の取引終了後、22年3月期の業績に特別利益を計上すると発表しており、業績上振れを期待した買いが入った。資産効率の向上と財務体質の強化を図ったことにより保有する投資有価証券1銘柄を売却し投資有価証券売却益8億5700万円を特別利益として計上するという。なお、今期業績予想への影響は精査中としている。
■イチネンHD <9619> 1,259円 (+48円、+4.0%)
イチネンホールディングス <9619> が5日ぶりに大幅反発。同社は9日取引終了後、22年3月期の年間配当予想を43円から46円(前期は40円)へ上方修正すると発表した。足もとの業績推移や財務体質などを総合的に考慮したとしている。
■三菱UFJ <8306> 700.2円 (+25.4円、+3.8%)
三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> が大幅続伸、前週末4日ザラ場以来となる700円台を回復したほか、三井住友フィナンシャルグループ <8316> 、みずほフィナンシャルグループ <8411> など メガバンクが総じて買い人気を集めた。世界的なインフレ懸念を背景に金利の先高思惑が強まっており、米国では10年債利回りが前日9日終値ベースで1.95%まで急上昇、3月に入ってからは最も高い水準に上昇した。これを背景に日本の債券市場でも債券売りの動きを誘発、足もと新発10年債利回りは0.175%まで上昇している。これを受け、メガバンクは運用環境の改善が見込めるとの見方が買いを誘った。また、配当利回りが高い点も注目され、3月期末が接近するなか駆け込みで配当権利取りを狙った買いも株高を後押ししたようだ。
■物語コーポ <3097> 5,470円 (+190円、+3.6%)
物語コーポレーション <3097> が7日ぶりに大幅反発。9日の取引終了後に発表した2月度の月次状況(速報値)で、既存店売上高が前年同月比0.3%増となったことが好感された。主力の焼肉部門は0.2%のマイナスだったものの、ラーメン部門と専門店部門が伸長し、3ヵ月連続の前年比プラスを確保した。なお、全店ベースでは同7.9%の増収だった。
■バローHD <9956> 2,150円 (+74円、+3.6%)
バローホールディングス <9956> が5日ぶりに大幅反発。10日午後1時ごろに発表した2月度の月次営業情報で、主力のスーパーマーケット既存店売上高が前年同月比3.0%増となり、3ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数は同2.7%減と不振だったが、客単価が同5.9%増と引き続き上昇したことが寄与した。
■ミライトHD <1417> 1,954円 (+60円、+3.2%)
ミライト・ホールディングス <1417> が5日ぶりに大幅反発。9日の取引終了後に発表した2月の月次受注実績で、連結子会社8社の単純合計が前年同月比28.0%減の231億円となり、8ヵ月連続で前年割れとなったが、織り込み済みとの見方が強いようだ。主力のNTT事業の受注高が同34.6%減と引き続き落ち込んだほか、マルチキャリア事業やICTソリューション事業の受注も不振だった。なお、今期累計(21年4月-22年2月)では前年同期比4%減だった。
■ロート <4527> 3,720円 (+95円、+2.6%)
ロート製薬 <4527> が5日ぶりに反発。岩井コスモ証券は9日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を4000円から4200円に引き上げた。同社は第3四半期決算の発表とともに、22年3月期の連結営業利益を250億円から280億円(前期比21.8%増)とする増額修正を公表。今期配当も従来予想から6円増の年36円(前期比8円増)に見直し18期連続増配を予定している。国内では「肌ラボ」シリーズや高額目薬の売上高がコロナ前の水準を上回った。また、中国を中心にアジアが大幅な増収増益を記録した。同証券では、23年3月期の同利益は307億円と連続最高益更新を見込んでいる。
■日本ライフL <7575> 1,073円 (+26円、+2.5%)
日本ライフライン <7575> が7日ぶり反発。9日の取引終了後、Rampart IC(米国)との間で医療従事者の放射線被ばくを低減する放射線防護システム「M1128」について、日本国内における独占販売契約を締結したと発表。薬事上の手続きを完了した後、23年3月期の第1四半期から販売を開始する予定としている。
■アイホン <6718> 2,054円 (+47円、+2.3%)
アイホン <6718> が続伸。9日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を50億円から53億円(前期比46.3%増)へ、純利益を41億円から42億円(同39.7%増)へ上方修正したことが好感された。世界的な電子部品の需給逼迫により商品供給に遅延が生じており、売上高は525億円から516億円(同11.8%増)へ下方修正した。ただ、全社をあげて経費削減に努めたことが利益を押し上げる。
※10日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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