来週の株式相場見通し=戻り試すも上値は限定的、米通商政策が圧迫要因に
来週(28日~6月1日)の東京株式市場は、外国為替市場で今週後半に進行した円高・ドル安に一服感が出れば、戻りを試す推移も予想される。ただ、トランプ米政権が打ち出した自動車輸入の関税引き上げ検討への懸念や、米朝関係を巡る地政学リスクへの不安感などがくすぶり続けることから、上値は限定的となりそうだ。
市場関係者からは「来週の米国主要経済指標が市場予想を上回るものとなれば、ここ数日急ピッチで進行した円高・ドル安の流れに、ひとまず歯止めが掛かる可能性もある。ただ、トランプ米大統領が検討を指示した自動車や自動部品の関税引き上げは、裾野の広い日本の代表的な産業に大きな打撃を与えかねない問題であり、長期間にわたって関連銘柄の上値を抑えることも想定される。米国追随一辺倒の安倍政権の経済政策に批判が高まる可能性もある」との見方が出ていた。
日程面では、4月の企業向けサービス価格指数(28日)、4月の労働力調査・有効求人倍率(29日)、4月の商業動態統計、5月の消費動向調査(30日)、4月の鉱工業生産指数(31日)、1~3月期の法人企業統計、5月の新車販売台数(1日)に注目。
海外では、米5月のCB消費者信頼感指数(29日)、米5月のADP雇用統計、米1~3月期GDP改定値(30日)、中国5月の製造業PMI、米4月の個人所得・個人支出(31日)、米5月の雇用統計、米5月のISM製造業景況指数(1日)、アジア安全保障会議(1~3日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
市場関係者からは「来週の米国主要経済指標が市場予想を上回るものとなれば、ここ数日急ピッチで進行した円高・ドル安の流れに、ひとまず歯止めが掛かる可能性もある。ただ、トランプ米大統領が検討を指示した自動車や自動部品の関税引き上げは、裾野の広い日本の代表的な産業に大きな打撃を与えかねない問題であり、長期間にわたって関連銘柄の上値を抑えることも想定される。米国追随一辺倒の安倍政権の経済政策に批判が高まる可能性もある」との見方が出ていた。
日程面では、4月の企業向けサービス価格指数(28日)、4月の労働力調査・有効求人倍率(29日)、4月の商業動態統計、5月の消費動向調査(30日)、4月の鉱工業生産指数(31日)、1~3月期の法人企業統計、5月の新車販売台数(1日)に注目。
海外では、米5月のCB消費者信頼感指数(29日)、米5月のADP雇用統計、米1~3月期GDP改定値(30日)、中国5月の製造業PMI、米4月の個人所得・個人支出(31日)、米5月の雇用統計、米5月のISM製造業景況指数(1日)、アジア安全保障会議(1~3日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
この銘柄の最新ニュース
日経平均のニュース一覧- 来週の株式相場に向けて=リスクオフ相場の先行きを探る展開に 2024/04/19
- 東京株式(大引け)=1011円安と急落、半導体株安と中東情勢緊迫化で全面安 2024/04/19
- 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は下げ幅縮小 2024/04/19
- 東京株式(前引け)=前日比1260円安、全面安で3万7000円割れに急落 2024/04/19
- 東京株式(寄り付き)=反落、3万8000円を割り込みスタート 2024/04/19
マーケットニュース
- ダウ平均は上昇もIT・ハイテク株に売り強まり、ナスダックは逆に大幅安=米国株前半 (04/20)
- 来週の株式相場に向けて=リスクオフ相場の先行きを探る展開に (04/19)
- NY各市場 3時台 ダウ平均は194ドル高 ナスダックは大幅安 (04/20)
- NY各市場 1時台 ダウ平均は96ドル高 半面ナスダックは1.7%の大幅安 (04/20)
ネット証券比較
みんかぶおすすめ
\ 投資・お金について学ぶ入門サイト /