明日の株式相場見通し=週末を控えて持ち高調整の売り、騰落レシオで過熱感も
あす(13日)の東京株式市場は、きょうまでの日経平均株価8日続伸に対する高値警戒感や、週末を控えての持ち高調整の動きも想定されることから、利益確定売りが優勢となりそうだ。8日間の日経平均株価の上昇幅は合計598円と600円近くに達し、きょう終値での東証1部の騰落レシオ25日移動平均は、137.54%と上昇し過熱感が高まってきた。
市場関係者からは「日経平均株価は、きのうまでの7日続伸で約20年10カ月ぶりの高値水準となり、目先的な目標達成感から“きょうは一服するのでは”との見方が多かったものの堅調な推移となった。メディア各社が、衆院選序盤の情勢について“与党で300議席をうかがう勢い”といった自民・公明両党の優勢を伝える内容を報じたことで、アベノミクスの経済政策が継続するとの見方から買い安心感が広がった。ただ、外国為替市場での反応は鈍く、1ドル=112円台前半のレンジでの円高・ドル安推移が続いた」との見方が出ていた。
12日の東京株式市場は、前日の米株高などを引き継いでリスク選好ムードとなり、日経平均株価は上値追い基調を継続し、2万1000円台寸前まで上値を伸ばす場面があった。日経平均株価終値は、前日比73円45銭高の2万954円72銭と8日続伸した。
日程面では、9月のマネーストック、9月の投資信託概況に注目。海外では、世界銀行・IMF年次総会(15日まで)、米9月の消費者物価指数、米9月の小売売上高、中国9月の貿易統計が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
市場関係者からは「日経平均株価は、きのうまでの7日続伸で約20年10カ月ぶりの高値水準となり、目先的な目標達成感から“きょうは一服するのでは”との見方が多かったものの堅調な推移となった。メディア各社が、衆院選序盤の情勢について“与党で300議席をうかがう勢い”といった自民・公明両党の優勢を伝える内容を報じたことで、アベノミクスの経済政策が継続するとの見方から買い安心感が広がった。ただ、外国為替市場での反応は鈍く、1ドル=112円台前半のレンジでの円高・ドル安推移が続いた」との見方が出ていた。
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