東京株式（前引け）＝続落、円高などを受け朝高後に軟化

　３日前引けの日経平均株価は前日比７０円９１銭安の１万８８４３円６７銭と続落。前場の東証１部の売買高概算は１１億１９７９万株、売買代金概算は１兆３２３４億５０００万円。値上がり銘柄数は８１６、対して値下がり銘柄数は１０２９、変わらずは１５６銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、買い優勢で始まったものの、その後は徐々に売り優勢となり前場終盤に大口の売りが出てマイナス圏に沈んでいる。日銀の国債買いオペ通知後に長期金利が上昇、これを受けて為替市場で円が買われ、取引時間中に１ドル＝１１２円台半ばまで円高が進行したことが嫌気された。日本時間今晩に１月の米雇用統計の発表を控えていることも買い手控えにつながった。

　個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が軟調、カカクコム<2371.T>も下落した。ＴＤＫ<6762.T>、三菱電機<6503.T>なども安い。日本ライフライン<7575.T>が大幅安、ぐるなび<2440.T>、神戸製鋼所<5406.T>などの下げも目立つ。日本通信<9424.T>も安い。半面、任天堂<7974.T>が商いを集め大幅高、ソニー<6758.T>も買われた。三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが堅調、花王<4452.T>も上昇した。イー・ガーディアン<6050.T>が大きく切り返し、フジクラ<5803.T>も急伸。グリー<3632.T>も物色人気となった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）