高付加価値製品が好調で利益率改善、業績成長が期待
高付加価値商品を軸に世界で売上拡大をはかっています。最近では、ウェアラブル分野へも参入しました。
時計、電子辞書、電卓、デジタルカメラなどのコンシューマ事業が主力。
同社製品は海外でも継続した人気を誇り、インバウンド需要も大きい企業です。
<2016年3月期第1―2四半期の業績>
売上高 8.7%増の1739億9400万円
営業利益 36.8%増の216億3300万円
経常利益 32.7%増の217億4300万円
四半期純利益 48.6%増の154億1300万円。
コンシューマ分野を詳しく見ると、高価格商品であるG-SHOCK、OCEANUS(GPSハイブリッド電波ソーラーウオッチ)の売上が国内外で好調に推移し大幅増収。
Bluetoothでスマートフォンと連携する「EDIFICE」の売上も好調に推移。また、デジタルカメラの独自ハイエンド商品(撮影した画像を自動でスマートフォンに転送)拡大など、同社ならではの高い付加価値製品が好調に推移しています。
このような高付加価値製品は、営業利益率を上げていまして、増益幅が拡大。
一方通期予想は、売上が9.3%増の3700億円、営業利益が36.0%増の500億円、経常利益が26.8%増の480億円、そして当期純利益が25.0%増の330億円の見通し。
業績見通しについて為替水準を為替水準は1US$=115円、1ユーロ=130円を想定としていることを考慮すると、円安による上振れを期待できると思います。