中国人をターゲットとしたインバウンド需要取り込みに期待
同社が出資する中国の電子商取引最大手アリババ集団が好決算を発表。さらに同社は訪日中国人をターゲットとした旅行事業に参入し、アリババが運営するサイトで商品販売を展開していく方針。
2020年には3000万人を突破するといわれる訪日外国人の多くを占める中国人旅行客を取り込む戦略で、インバウンド銘柄としての事業拡大も期待ができると思います。
2016年3月期第1四半期の業績は、売上高が9.8%増の2兆1390億5800万円、営業利益が7.6%増の3435億5200万円、税引き前利益が120.1%増の3986億7300万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が175.1%増の2133億8200万円と、最終利益は2.8倍で着地しました。
懸念されていたスプリント事業も、流通の効率化などによるコスト削減や円安を追い風に立ち直りが見られるなど、良好な見通しに期待したいと思います。