【買い】第一三共 (4568):研究開発進め、ジェネリックの拡大に備える=GLA戸松信博

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最新投稿日時:2015/08/03 01:49 - 「 【買い】第一三共 (4568):研究開発進め、ジェネリックの拡大に備える=GLA戸松信博」(戸松信博)

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【買い】第一三共 (4568):研究開発進め、ジェネリックの拡大に備える=GLA戸松信博

著者:戸松信博
投稿:2015/08/03 01:49

研究開発進め、ジェネリックの拡大に備える

国内第3位の製薬会社。同社の主力薬はオルメサルタン(高血圧症治療薬)、ネキシウム(抗潰瘍剤)、メマリー(アルツハイマー治療薬)、ロキソニン(消炎鎮痛解熱剤)。新薬開発は、血栓症、がん、糖尿病、免疫疾患・リウマチを重点領域に位置付け注力しています。

2016年第1四半期の業績は、売上収益が11.6%増の2384億1700万円、営業利益が49.8%増の491億2600万円、税引き前利益が38.2%増の451億9400万円、四半期利益が74.8%増の349億3200万円。

売上増加に加え、為替影響を除いた研究開発費、販売費・一般管理費は減少、売上原価増や為替による費用増加を吸収し、大幅な増益を達成しました。税引き前利益については、サン・ファーマ株式売却手数料の支払等に伴う金融費用の増加により、営業利益の増益幅よりも小幅な増益となっています。

2016年3月期の業績予想は米国第一三共Inc.におけるウェルコールの特許満了に伴うジェネリック品の参入が想定より遅延する見込みであること、またルイトポルド社におけるインジェクタファー等の売上のさらなる拡大が見込まれることなどを理由に、上方修正されました。

売上収益は9500億円(従来:0.1%増の9200億円)、営業利益は1200億円(従来:34.4%増の1000億円)、税引き前利益は1150億円(従来:18.8%増の950億円)、当期純利益は750億円(従来:81.4%減の600億円)の見通しです。

同社はGDP成長率や人口伸び率の高い新興国市場の開拓に注力しており、今後これらの各国で事業拡大が見込まれます。2016年3月期は主力のオルメサルタン(高血圧症治療薬)の収益最大化に取り組み、2014年に日米で発売されたエドキサバンのアジア・中南米市場導入を進め、主軸薬品に育てていく計画です。エドキサバンは、発売年の2014年3月期から2015年3月期には38億7800万円(967%増)増収になっている成長製品です。2016年3月期のエドキサバングローバル売上の予想は、147億円となる見込みです。

主な研究開発パイプライン
プラスグレル(国内発売済み。米国においてフェーズ3試験)、エドキサバン(発売済み。台湾、韓国、ブラジルにおいて承認申請中)、デノスマブ(国内発売済み。乳癌術後補助療法及び関節リウマチでフェーズ3試験)、ミロガバリン(米欧で線維筋痛症患者を対象としたフェーズ3試験、日本・アジアでは、糖尿病性末梢神経障害性疼痛患者及び帯状疱疹後神経痛患者を対象としたフェーズ3試験)、ワクチン(テルモ株式会社との共同開発による皮内投与型季節性インフルエンザワクチンについて国内製造販売承認申請済み)
戸松信博
グローバルリンクアドバイザーズ(株)代表取締役
配信元: 達人の予想

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