景況感回復における企業の旺盛な労働力投下で業績拡大が期待される
アベノミクスによる景況感の改善と企業業績の回復により、有効求人倍率は23年ぶりの高水準にまで戻ってきました。企業の設備投資額も増加傾向にあり、労働力投下も増えている中で、とりわけ同社にとっては主力の製造業やIT、建設分野の増産傾向がプラスとなっています。さらに、労働者派遣法改正の動きの中で製造派遣の需要も旺盛になっています。
2015年第1四半期の業績は、売上高が28.3%増の176億9400万円、営業利益が1.8%増の3億1400万円、経常利益が10.9%増の3億6500万円、四半期純利益が6.0%増の2億500万円でした。
一方通期の見通しは、売上高24.5%増の740億円、営業利益が54.2%増の31億円、経常利益が36.5%増の30億円、当期純利益が23.1%増の16億2000万円の増収増益見込みとなっています。
国内景況感回復による求人需要の高まりに加え、同社は製造ライン向けアウトソーシングを主力としますが、円安の影響下製造を国内に回帰する動きがみられるため、同社にとって業績拡大の余地は大きいと思います。