先行投資で将来需要の取り込みが見込める
爪白癬治療剤「クレナフィン」関連の国内外の売上が想定超で2014年9月の発売から6カ月で国内累計売上高68億円を突破し、薬価算定時のピーク年間売上高予測35億円を超過しました。癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」や後発医薬品も伸長して売上が堅調に拡大。また、販管費が上手くコントロールされており、利益が大きく伸びています。
2015年3月期の業績は、売上が5.6%増の938億8900万円、営業利益が30.0%増の206億3100万円、経常利益が31.4%増の203億9400万円、当期純利益は、24.5%増の121億2200万円と増収増益、計画を上回りました。
2016年3月期も、「クレナフィン」関連の売上の引き続き伸長し、「アルツ」、「セプラフィルム」、高脂血症治療剤「リピディル」及び後発医薬品の寄与から、増収増益を見込んでいます。
2016年通期予想は、売上高が4.9%増の985億円、営業利益が1.8%増の210億円、経常利益が3.5%増の211億円、当期純利益が15.5%増の140億円と増収増益と、3期連続で過去最高益を更新する見通しです。
米国製薬会社との契約で原発性局所多汗症の治療剤を導入し、この契約により日本とアジア主要国における独占的な開発・製造・販売を行える権利を得ました。また現在開発品では、歯周病治療薬等申請準備中で将来的評価される可能性があり、株価の更なる上振れが期待できると思います。