ブレイクのカギ握る米5月雇用統計
事前予想(失業率5.4%、非農業部門雇用者数22.5万人増)より良好な結果となれば9月利上げの思惑を絡めつつ125円台乗せの可能性が高まる一方、予想に届かなければポジション調整的なドル売りを誘う事になり123円台後半のサポートを割り込む可能性がある。
もっとも、5月雇用統計が多少弱めの結果であっても、FRBによる年内利上げ開始の方針は揺らがないと見られ、労働参加率や平均時給に悪化がなければ、ドル高基調も当面崩れる事はないだろう。
雇用統計発表直後の瞬間的な動きは別として、ドルの下値余地はそれほど大きくないと考えている。