原田工業が大幅反落、一時的な人件費増による１５年３月期大幅減益を嫌気

　原田工業<6904.T>が大幅反落。１９日の取引終了後に発表した１５年３月期連結決算が、売上高３９７億７８００万円（前の期比９．１％増）、営業利益８億６７００万円（同３５．２％減）、純利益３億４６００万円（同７２．４％減）と大幅減益だったことが嫌気されている。自動車市場の拡大が追い風となったほか、為替が円安に推移したこともあり、売上高は増加したが、退職給付制度の統合に伴う一時的な人件費の増加などが響いたという。
　なお、１６年３月期は、売上高４１０億円（前期比３．１％増）、営業利益９億円（同３．８％増）、純利益３億５０００万円（同０．９％増）と営業増益を見込んでいるが、反応は限定的のようだ。

原田工業の株価は１３時７分現在２６９円（▼１６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）