日本トリムは２日連続ストップ安ウリ気配 大和証は「３」へ２段階引き下げ

　日本トリム<6788.T>は連日の急落。前週末２５日に続き、この日も２日連続ストップ安ウリ気配となっている。
　２４日に１５年３月期連結業績を発表。売上高は１４０億円（前期比６．５％増）に対し、経常利益は３１億３０００万円（同９．１％減）、最終利益は１９億４０００万円（同２２．６％減）と減益が見込まれていることが嫌気されている。遺伝子診断分野の米国連結子会社「トリムジンコーポレーション」の今期業績は不確定な要素が多いため、利益を見込んでいないことなどが減益の要因。
　この決算発表を受け、大和証券では２５日、同社の投資判断を「１（買い）」から「３（中立）」に２段階引き下げた。目標株価は６０７０円とした。
　同証券では、トリムジン社が製造・販売している変異遺伝子検出キットは主要顧客である米国の臨床検査会社向けの出荷が１４年４月から停滞していることを指摘。「この顧客向けの拡販による成長はいったん後退し、ネガティブな印象」と指摘している。

日本トリムの株価は１３時２０分現在４１７０円（▼７００円）ウリ気配





出所：株経通信（株式会社みんかぶ）