キヤノン電子が大幅続伸、コスト競争力強化と成長分野へ参入で今期も営業２ケタ増益見込む

　キヤノン電子＜7739.T＞が大幅続伸。株価は一時、前日比１０９円高の２０７０円まで買い進まれ、２３日に付けた戻り高値を上抜いた。２８日取引終了後に発表した前１３年１２月の連結決算は売上高９８０億１６００万円（前の期比７．０％減）と減収ながら、営業利益９８億７０００万円（同１１．９％増）と２ケタ増益を達成。今１４年１２月期は売上高１０００億円（前期比２．０％増）、営業利益１１０億円（同１１．４％増）と増収で連続２ケタ増益を見込んだことが好感されている。前期はユーザーからの値引き要請や競争激化で減収になったが、コスト対策の進展で増益を確保。今期も一段のコスト競争力強化と成長分野への参入を進めることで売り上げが拡大し収益性も高まる。

キヤノン電子の株価は１１時３分現在２０６６円（△１０５円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）