<アベノミクス1年、今後の相場は> ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕治好氏
アベノミクスの成果は実体経済面でも景況感の改善や物価の上昇傾向に映し出されたが、やはり明確に形として現れたのは株価指数の上昇だろう。
この1年の株価上昇ステージは主に3つに分けることができる。まず、昨年の11月から4月4日の「異次元緩和」発表までの期間。これは、売られ過ぎの買い戻しによる戻り過程だった。そして、4月4日から5月23日の年初来高値1万5942円までのプロセスは“間違ったカネ余り期待”による戻り。金融緩和への期待が強過ぎた。その後は、行き過ぎた反動で調整を余儀なくされたが、ここにきて好調な内需と外需を企業収益に反映する構図が出来上がり、ようやく実体を伴うかたちで切り返してきた。今後は巡航速度での上昇が期待できるとみている。日経平均は年末までに1万6000円、来年の前半には1万8000円ラインが視界に入ろう。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
この1年の株価上昇ステージは主に3つに分けることができる。まず、昨年の11月から4月4日の「異次元緩和」発表までの期間。これは、売られ過ぎの買い戻しによる戻り過程だった。そして、4月4日から5月23日の年初来高値1万5942円までのプロセスは“間違ったカネ余り期待”による戻り。金融緩和への期待が強過ぎた。その後は、行き過ぎた反動で調整を余儀なくされたが、ここにきて好調な内需と外需を企業収益に反映する構図が出来上がり、ようやく実体を伴うかたちで切り返してきた。今後は巡航速度での上昇が期待できるとみている。日経平均は年末までに1万6000円、来年の前半には1万8000円ラインが視界に入ろう。
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