“窓埋め”が完了しない限り…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/02/06 10:58 - 「“窓埋め”が完了しない限り…!? - ドル円」(武市佳史)

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“窓埋め”が完了しない限り…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/02/06 10:58

◆ 思惑が“急反転”… - 米雇用統計


注目の米雇用統計は、マーケットの意に反して“好内容”でした。
非農業部門雇用者数は“予想を大幅に上回り(+51.7万人)”、失業率は“1969年5月以来最低(3.4%)”、そして平均時給は“前月分が上方修正(+4.6%→+4.8%)”となりました。

またその後に発表されたISM非製造業景況指数も“前月比+6.0(55.2)”となり、好況/不況の境目とされる“50”を大きく上回りました。
いずれもマーケットが囃す「米早期利上げ停止」を後退させるには十分な材料であり、米10年国債利回りは“急上昇(→3.55%)”を見せました。
こうした中で“128円前半”で推移していたドル円は、“130円”“131円”を次々と突破すると、週明けの本日早朝には“132円台”へと駆け上がっています。

◆ 基本的には“利益確定売り”先行と見るが…?


今朝方の上昇に関しては、「政府、雨宮日銀副総裁に次期総裁就任を打診」と報じられたことも寄与していると見られます。
ただ先週末安値からの上昇幅はすでに“4円超”に達していますので、そろそろ“過熱感”が台頭してもおかしくないところでもあります。
それでも週初オープニングには“窓空け(先週末終値-本稿執筆時までの本日安値差は36.5pips)”が存在する以上、これを早々に埋めることがなければ…?

基本的には“利益確定売り(上値の重さ)”が先行するとは見ますが、前記“窓埋め”が完了しない限り、“もう一段の上値追い”には警戒しておく必要がありそうです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

133.885(日足・一目均衡表先行スパン下限)
133.105(ピボット2ndレジスタンス)
133.000(大台)
132.870(1/11高値)
132.793(+2σ)
132.703(22/12/15~23/1/16の50%戻し、50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
上値5:132.467(1/12高値)
上値4:132.000(大台)
上値3:131.885(1/6~1/16の61.8%戻し)
上値2:131.572(1/18高値)
上値1:131.386(+1σ)
前営業日終値:131.187
下値1:131.000(大台、日足・一目均衡表基準線)
下値2:130.904(週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値3:130.747(2/2以降の上昇に対する38.2%押し)
下値4:130.238(日足・一目均衡表転換線、2/2以降の上昇に対する50%押し)
下値5:130.000(大台)
129.863(20日移動平均線)
129.729(2/2以降の上昇に対する61.8%押し)
129.281(ピボット1stサポート)
129.000(大台)
128.574(-1σ)
128.334(2/3安値)

《10:35》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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