菱洋エレク、今期経常を18％上方修正

　菱洋エレクトロ <8068> [東証Ｐ] が11月29日大引け後(15:30)に決算を発表。23年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の37.1億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の34億円→40億円(前期は24億円)に17.6％上方修正し、増益率が41.7％増→66.7％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した8-1月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.2億円→15.2億円(前年同期は12.7億円)に65.1％増額し、一転して19.4％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である8-10月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の12.3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.0％→3.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年１月期の連結業績予想につきましては、当初、需給改善による半導体市況の落ち着きや大口ビジネスの一部終息等を考慮し、下期以降は売上高、利益面共に減速する見通しとしておりました。しかし、依然として先行きに不透明感が残る状況に変わりはないものの、当第３四半期連結会計期間においては、半導体関連の需要が当初想定していた落ち込みには至らず、大口ビジネスの終息時期も後ろ倒しになったことから引き続き堅調に推移いたしました。このような状況及び足元の事業見通し等を踏まえ、2022年８月31日に公表した連結業績予想数値を修正することといたしました。