兼松エレク、今期経常を5％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　兼松エレクトロニクス <8096> [東証Ｐ] が10月28日後場(14:30)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比9.9％増の67.3億円に伸び、従来の2.1％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の128億円→135億円(前期は127億円)に5.5％上方修正し、増益率が0.1％増→5.6％増に拡大し、従来の12期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比1.6％増の67.6億円に伸びる計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の155円→160円(前期は155円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比5.0％増の54.3億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の22.5％→20.1％に低下した。

株探ニュース