日経225先物は11時30分時点、前日比280円高の2万7360円(+1.03%)前後で推移。寄り付きは2万7140円とシカゴ日経平均先物(2万7020円)を上回り、買い先行で始まった。直後につけた2万7100円を安値にリバウンド基調を強め、現物の寄り付き時には抵抗線として意識されていた2万7200円水準を突破すると、ショートカバーと見られる買いが勢いを増して、前場終盤にかけて一時2万7380円まで上げ幅を広げた。
5日の米国市場は、予想を上回った9月のISM非製造業指数の結果を受けた長期金利の上昇が重荷となり、利益確定の売りに押された。9月の米雇用統計の発表を7日に控えるなか、日経225先物は2万7000円を挟んだこう着感の強い相場展開が見込まれていた。しかし、半導体SOX指数の上昇を受けて、東京市場でも東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体株に買い戻しが入り、ショートカバーの動きが強まったようだ。
日経225先物は抵抗線として意識されていた25日、75日移動平均線を突破した。いったんは達成感が意識されるものの、同線が位置する2万7200円辺りでの底堅さが見られるようだと、ショートカバーが一段と強まる可能性はありそうだ。目先的にはボリンジャーバンドの+1σが位置する2万7870円辺りが意識される。NT倍率は小動きではあるが、先物中心限月で一時14.19倍に上昇した。値がさハイテク株などを見直す動きのなか、日経平均型優位の流れからNTロングが入りやすいだろう。
株探ニュース
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