海運株が業種別値上がり率で断トツに、超割安指標と期末配当狙いで押し目買い◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>など大手海運への買い戻しが顕著となっている。業種別騰落でも前場取引終了時点で「海運」は33業種中で断トツの上昇率となっている。ここ世界景気のリセッション懸念を背景にグローバル物流を担う海運セクターの業績先行きに対する警戒感が売りを誘っていたが、配当利回りが群を抜いて高く、郵船で18.7%に達する。「ここから株価が2割以上下げるとすれば、配当利回りのアドバンテージは失われるが、1倍台のPERやPBRを考えるとそこまで売り込まれることは考えにくい」(中堅証券ストラテジスト)という指摘も出ている。目先突っ込み警戒感からのショートカバーや期末配当を念頭にリバウンド期待の押し目買いが株価を押し上げている格好だ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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