株価指数先物【引け後コメント】 米アップルの増産断念報道をきっかけにアルゴリズム発動との観測
大阪12月限
日経225先物 25920 -400 (-1.51%)
TOPIX先物 1829.5 -20.5 (-1.10%)
日経225先物(12月限)は、前日比400円安の2万5920円で取引を終了。寄り付きは2万6300円と、シカゴ日経平均先物(2万6185円)を上回り、小幅な下落で始まった。ナイトセッションで2万6040円と節目の2万6000円近辺まで下げたことによる売り一巡感に加え、グローベックスの米株先物がプラス圏で推移するなか、ショートカバーが入ったと見られる。ただし、寄り付きを高値にシカゴ先物水準でこう着するなか、香港ハンセンや台湾加権指数、韓国総合指数が軒並み大幅に下落するなど、アジア株安がセンチメントを悪化させた。
きっかけは米アップル
テクニカル面では、切り下がるボリンジャーバンドの-2σに上値を抑えられる格好となり、-2が位置する2万6040円辺りが心理的な抵抗になりそうだ。また、週足でも-2σを割り込んできており、シグナルとしては売られ過ぎが意識されるものの、2万6000円処での底堅さを見せられないと、6月20日につけた2万5240円(ナイトセッションを含む)を目先的なターゲットとしたショートが強まりやすい。明日は配当落ちに伴うヘッジ対応の買いが下支えする格好になろうが、リスク資産を圧縮する動きが強まるようだと、配当再投資の効果は限られる一方で、ショートの対象となりそうだ。
なお、グローベックスの米株先物はマイナス圏での推移ながら、NYダウ、S&P500、ナスダック100先物ともに、やや下落幅を縮めている。日経225先物には米アップルの増産計画断念を嫌気したショートが先回りで流入していることから、米半導体株の下落影響が限定的であれば、本日の2万6000円割れで、いったんはリバウンド狙いに向かう可能性はあるだろう。
手口面では、日経225先物はバークレイズが2400枚、ゴールドマンが2310枚、野村が1810枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが5320枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はモルガンSが4040枚、BofAが3530枚、バークレイズが2710枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが4510枚、野村が1590枚、BNPパリバが1540枚、ABNアムロが1280枚程度の買い越しだった。
株探ニュース
最新人気記事
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 15:05
-
-
今日 15:03
-
今日 15:03
みんかぶおすすめ
\ 投資・お金について学ぶ入門サイト /