明日の株式相場に向けて=9月中間期末の反発局面はあるのか
東京市場は、今年3度目の下落局面を迎えつつあるのかもしれない。1回目は2月のウクライナ危機を背景にした急落、2回目は6月のCPIショックでの大幅安、そして今回が3回目で世界的な大幅利上げを契機とした連鎖安――といった格好だ。
下落局面の1カ月程度の短期的なトレンドをみてみると、2月10日高値から3月9月安値まで約11%の下落、続いて6月9日から同20日まで約10%の下落。今回の下落を9月13日の戻り高値からとみてみると、足もとでは8%程度の下落。過去の下落局面を参考にすると目先の反発はあっても、先行き2万6000円割れも警戒するべきなのかもしれない。
特に、今週は中間期末特有の資金の流出入があり、その点を考慮すれば目先ボラティリティの大きな展開も予想される。まず、28日の配当権利取り最終日の終値ベースで先物買いが1兆円近い規模で流入することが見込まれている。ここで、どこまで相場が反発できるかだ。
一方、今月末には日本電産<6594.T>とSMC<6273.T>、HOYA<7741.T>の3銘柄が日経平均株価に新規採用される。これに伴うリバランスで約5200億円の換金売りが生じるとも試算されている。9月最終週をうまくこなせるかは、秋相場の大きなポイントとなろう。
当面の相場は、JR東海<9022.T>やANAホールディングス<9202.T>といったインバウンド関連銘柄の強さを別にすれば、やはりディフェンシブ関連株の堅調さが目立つ。日本電信電話<9432.T>やKDDI<9433.T>のほか、ロート製薬<4527.T>や味の素<2802.T>などに注目したい。
出所:MINKABU PRESS
下落局面の1カ月程度の短期的なトレンドをみてみると、2月10日高値から3月9月安値まで約11%の下落、続いて6月9日から同20日まで約10%の下落。今回の下落を9月13日の戻り高値からとみてみると、足もとでは8%程度の下落。過去の下落局面を参考にすると目先の反発はあっても、先行き2万6000円割れも警戒するべきなのかもしれない。
特に、今週は中間期末特有の資金の流出入があり、その点を考慮すれば目先ボラティリティの大きな展開も予想される。まず、28日の配当権利取り最終日の終値ベースで先物買いが1兆円近い規模で流入することが見込まれている。ここで、どこまで相場が反発できるかだ。
一方、今月末には日本電産<6594.T>とSMC<6273.T>、HOYA<7741.T>の3銘柄が日経平均株価に新規採用される。これに伴うリバランスで約5200億円の換金売りが生じるとも試算されている。9月最終週をうまくこなせるかは、秋相場の大きなポイントとなろう。
当面の相場は、JR東海<9022.T>やANAホールディングス<9202.T>といったインバウンド関連銘柄の強さを別にすれば、やはりディフェンシブ関連株の堅調さが目立つ。日本電信電話<9432.T>やKDDI<9433.T>のほか、ロート製薬<4527.T>や味の素<2802.T>などに注目したい。
出所:MINKABU PRESS
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