セラク、今期経常を一転24％減益に下方修正

　セラク <6199> [東証Ｐ] が7月14日大引け後(15:00)に決算を発表。22年8月期第3四半期累計(21年9月-22年5月)の連結経常利益は前年同期比28.4％減の11.3億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の19億円→14億円(前期は18.3億円)に26.3％下方修正し、一転して23.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12億円→7億円(前年同期は7.2億円)に41.5％減額し、一転して2.8％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比7.2％減の4.3億円に減り、売上営業利益率は前年同期の10.9％→6.6％に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、2022年６月８日に「 2022年８月期採用計画の変更に関するお知らせ」で公表しましたとおり、当第４四半期においても採用を強化する計画に変更いたしました。このことにより、当初計画（純増459名）に対し採用数を増加させ、エンジニアの純増が通期で649名となる見込みになりました。これに伴う採用コストの増加、初期研修期間中の待機期間・コストの増加などの影響で各利益が減少する結果となりました。　また、長引く新型コロナウイルス感染症の影響から経済が回復基調となる中、社会におけるIT人材の流動性が高まり退職者数が増加したこと、ソリューション型サービス（請負）において計画が未達となったことも重なり、売上高、各利益とも前回予想を下回る見通しです。