シップＨＤ、今期経常を一転7％減益に下方修正

　シップヘルスケアホールディングス <3360> が3月4日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の225億円→202億円(前期は217億円)に10.2％下方修正し、一転して7.2％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の151億円→128億円(前年同期は134億円)に15.2％減額し、一転して5.0％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　・修正の理由当期は、新型コロナウイルス感染症対策の各種サービスを新たに受託するなど、市場環境変化に対応した営業領域の拡大に取り組んでまいりました。しかしながら、前期下期に顕著であった補助金関連の感染対策商品拡販と医療機器更新需要が今期は低調であること、メーカー系において電子部品及び樹脂ビニール系製品が入手困難な事態となり、新規契約を一時的に延期せざるを得ない事態となったこと、国内外問わず一部医療機器について納期遅延が生じていること、ミャンマー子会社における政変・コロナ禍・金融規制の影響等により、業績は当初発表予想を下回る見通しとなりました。以上のことから、通期連結業績予想を上表の通り修正いたします。・今後の見通し今後の見通しにつきましては、来期以降3年間にかけて完成を迎える多数の大型プロジェクト案件が積みあがっていること、積極的なM&A戦略が結実しつつあること等、更なる成長を目指し、次期中期経営計画の策定を行い開示の準備を進めてまいります。（注）本資料の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。