『日本株、米国株ともに要警戒の局面に入りました』
日経平均が607円安と28000円の大台を割り込んできました。年末ということもあり、特に悪材料があるわけではないのですが、日米ともに株価急落の可能性が高まっていると考えています。
特に今週は要警戒です。日本株は外国人投資家が年末年始の休暇に入り始め売買高が乏しくなり、マザーズもIPOラッシュで買い需要が減少しています。株価急落に備えておきましょう。
ここまでは短期的なお話なのですが、ここから1年程度で考えると、緩やかな下落トレンド(良くてボックス相場)みたいな相場になる可能性が高そうです。というのも・・・
今回の株価下落の理由は、【金融緩和縮小の動きが明確になってきたこと】だからです。
2020年のコロナショックから今年にかけて株価が大きく上昇した最大の理由は、「世界的に金融緩和を行なってきたから」です。
「コロナで世界経済がどうなるか分からない。出来る限りの金融政策をしておこう」という考えから世界的に金融緩和を行ないました。そしてそこから2年近く経ち、経済もおおよそ回復、コロナの影響もほぼなくなってきたことから、金融緩和縮小の終わりが見え始めてきたわけです。
大規模な金融緩和で株価が大きく上昇してきたわけですから、その金融緩和が終わると・・・少なくともこれまでのように株価が大きく上がることはないでしょう。
このように世界の機関投資家が考え始め、株をはじめとするリスク資産の売却が進み始めたのかもしれません。ここから先は、これまでのような上げ相場ではなく、下落相場がある程度継続する可能性も視野に入れておく必要があるでしょう。特にここ1,2年で株を始められた方は要注意です。
来年は、【下げ相場でどのように利益を上げていくか?】がテーマになってくるかもしれません。ぜひ今のうちにしっかり考えておきましょう。
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