海運株が業種別上昇率で断トツに、バルチック3000大台復帰と目標株価引き上げの動きを好感◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>の大手海運株が全般軟調地合いのなか強さを発揮、いずれも大きく上値を追っている。また、業種別騰落率で海運セクターは4%を超える上昇となっており、東証1部33業種中で断トツの上昇率となっている。ばら積み船市況の値動きを示すバルチック海運指数の戻り足が顕著で直近3000の大台に乗せたことが追い風材料。市場では「中国の景気が思ったよりも強いという背景が意識されていると思われる。最近では(海運株は)信用買い残など株式需給面の重さが嫌気されたものの、配当利回りの高さやPERの安さが魅力であることに変わりはない。加えて直近はモルガン・スタンレーMUFGによる大手海運会社の目標株価引き上げが観測されており、これも買い有利の流れを作っている」(準大手証券ストラテジスト)という。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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