Googleトレンドからマーケットの旬を読む
*このコーナーはGoogleで多く検索されているワードから、経済の行方やマーケットの物色動向などを読み解く大石独自の目線を書くコラムです。
「東芝株価」が急上昇!
とんでもないニュースが飛び込んできた。東芝へ英CVCキャピタル・パートナーズが、2兆円で買収提案しているという。
まだまだ初期段階故に先行きは不透明だが、皆さんは2016年のあの買収劇を覚えているだろうか?
鴻海がシャープを買収したあの件だ。当時は連日ニュースで取り上げられていた。
あれから5年。日本でも外資による国内企業のM&A、いわゆる外ー内(そとうち)案件は、そう珍しくない事になった。
しかもシャープの件に関しては、買収から間もない2016年第3四半期(10-12月期)でまさかの黒字化という、まさに経営力の違いを見せつけられた、大変苦い展開となった。
それから何かと、外資が日本へ入ってくるようになった印象がある。正確には、メディアが積極的に取り上げるようになったと言うべきか。
このような環境下で、個人投資家はどう立ち回るべきか?
1つの特徴として、外ー内のファイナンスネタが出た場合、対象の国内企業の株価は上がる傾向にある。
もっともTOBの場合は、公開買い付け価格付近までにはなってしまうが、ともかく瞬発力的な急騰に巡り合う事になる。
かつてファイナンスネタが出た企業の特徴を分析し、ある程度目星を付けておくと、これまた思わぬ妙味にありつけるかもしれない。
この辺り、コラムで近々取り上げる予定だから、あすなろ投資顧問での私の連載「社長の二言目」も、このみんかぶや株探と併せて活用してほしい。
それでは今週も多くの億トレさんが誕生する事を心から祈っている。
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