セレス、前期経常を29％上方修正・最高益予想を上乗せ

　セレス <3696> が1月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年12月期の連結経常利益を従来予想の14億円→18.1億円(前の期は7.9億円)に29.3％上方修正し、増益率が76.8％増→2.3倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.8億円→9.9億円(前年同期は2.5億円)に70.0％増額し、増益率が2.3倍→4.0倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期における売上高については、ポイントサイト「モッピー」の新規会員獲得が好調に推移したことに加え、アフィリエイトプログラム「AD.TRACK」において、美容・アパレル分野の広告の取扱いが好調に推移したことから前回発表を700百万円上回る見込みとなりました。　利益面については、上記の増収効果に加え、戦略的な広告宣伝費の投入等をこなしたうえで、持分法適用関連会社であるビットバンクにおいて暗号資産市場の取引活性化を背景に利益が前回発表を上回って推移し、連結利益水準を押し上げる見込みとなりました。以上の結果、営業利益は前回発表を90百万円、経常利益は同410百万円、親会社株主に帰属する当期純利益については、別途開示した特別損失の計上を見込んでいるものの、前回発表を40百万円上回る見込みとなったことから通期連結業績予想を修正いたしました。（注）上記の業績予想については、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものでありますが、 実際の業績は今後さまざまな要因によって異なる可能性があります。