「上放れの様相、上方修正への期待大」~黒岩の眼(夕刊)

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最新投稿日時:2021/01/25 18:24 - 「「上放れの様相、上方修正への期待大」~黒岩の眼(夕刊)」(黒岩泰)

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「上放れの様相、上方修正への期待大」~黒岩の眼(夕刊)

著者:黒岩泰
投稿:2021/01/25 18:24

「上放れの様相、上方修正への期待大」

http://chart.fisco.co.jp/madoc

 本日の日経平均は 190.84 円高の 28822.29 円で取引を終了した。朝方はもみ合いスタートとなったものの、その後は徐々に買いが優勢。引けにかけて上昇幅を拡大する展開となった。基本的に手掛かり材料は乏しいものの、今週から本格化する企業決算への期待感が強い。上方修正への期待が高まっており、相場を押し上げる展開となっている。東証一部の売買代金は2兆 1000 億円程度だが、全般的に買い安心感が強い流れとなっている。

 日経平均の日足チャートでは、三角保ち合いが煮詰まった形。どちらかに放れる可能性が高く、そういった意味で「この後の動き」に注目だ。

  現時点でチャートの「強気形状」に変化はなく、「上放れ」の公算が大きい。出来高もほとんど増えておらず、需給悪化による下落も予想しにくい。大都市圏はおおむね緊急事態宣言下ではあるが、根強い経済正常化、継続的な量的緩和、追加の財政出動などへの期待を背景に相場は上昇しやすい状況にある。足元でいったん振るい落としを行っていることも、売り方の買い戻しを誘うには好都合だろう。「真綿でゆっくり絞める上昇相場」は続くことになりそうだ。

 投資家は上昇していく株価に必死に追従するしかない。PER などの株価指標の面では「割高」を示唆しているものの、基本的にはこの手のものはまったく役に立たない。「後講釈」的に使われるものが多く、現時点で参考にするのはナンセンスだろう。相場は行き過ぎるのが常。「コロナバブルでは?」などと思っているところから、もう一段高が期待できるのだ。市場は数多くの悪材料を織り込みすぎた。それゆえに通常の悪材料では「無反応」になっており、その分、バブル的な株高が期待できるのだ。何も考えずに素直について行くしかない。

黒岩泰
株式アナリスト
配信元: 達人の予想

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