日本電技 Research Memo(3):強みの「計装エンジニアリング」で工場の生産ラインを効率化

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最新投稿日時:2020/12/11 15:13 - 「日本電技 Research Memo(3):強みの「計装エンジニアリング」で工場の生産ラインを効率化」(フィスコ)

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日本電技 Research Memo(3):強みの「計装エンジニアリング」で工場の生産ラインを効率化

配信元:フィスコ
投稿:2020/12/11 15:13
日本電技<1723>の会社概要

4. 「計装エンジニアリング」という強み
計装とは、ビルや工場における空調や生産ラインなど各種の設備・機械装置を、計測・監視・制御の手法によって有機的に連携・機能させることである。例えば、ビル空調計装であれば、「最少のエネルギーで快適な環境を実現する」技術と位置付けられ、温度・湿度・圧力などを計測してその情報を監視し、一定の環境を維持するために機器を制御しながら設備全体をコントロール、快適性や省エネ化を実現する。計装技術は近年、省エネ化に必須の技術として注目され、最新のIT技術を用いた計測・監視システムが開発されたり、「地域冷暖房」のコア技術として利用されたりするなど進化を続けている。一方、エンジニアリングとは、部分最適に陥りがちな設備・機械装置を、ユーザーにとって全体最適化する技術を指す。こうした「計装」と「エンジニアリング」の機能を併せ持つ企業は少なく、「計装エンジニアリング」という技術自体が同社の強みとなっている。また、前述したように、空調計装は主要プレイヤーがある程度市場のポジションを固めているが、産業計装は生産ラインの自動制御機器を工場に納入するメーカーがそのまま対応することが多く、全体最適という観点から効率が悪い。同社は強みである「計装エンジニアリング」技術を生かし、特にこうした課題の多い食品分野の中小零細工場の生産ラインをターゲットに、事業を拡張しているところである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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