円買いからドル買いへ、米大統領候補討論会後は株安に=ロンドン為替概況

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最新投稿日時:2020/09/30 20:25 - 「円買いからドル買いへ、米大統領候補討論会後は株安に=ロンドン為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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円買いからドル買いへ、米大統領候補討論会後は株安に=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/09/30 20:25
円買いからドル買いへ、米大統領候補討論会後は株安に=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、円買いからドル買いへと転じている。米大統領候補討論会後のリスク回避の動きが欧州株にも波及している。序盤に売り先行後、下げ渋る場面もあったが、米株先物とともに再び軟調に推移している。為替相場は東京市場からの円買いの動きが先行したあと、全般にドル買いの動きが主導権を握っている。ドル円は105円台で下に往って来い。クロス円は神経質に振幅も、序盤に安値をつけたあとは下げ一服。ユーロドルは1.17台前半から一時1.17台割れへと下落。一方、ポンドドルは1.28台前半から半ばで下に往って来い。ユーロポンドではユーロ売り、ポンド買いの優勢になっている。ラガルドECB総裁は戦略見直しは時期尚早としながらも、インフレ目標を上回ること容認の方針を示唆した。一方、ホールデン英中銀委員は、英中銀の議事録はマイナス金利が差し迫っていること示さず、と明言。両中銀の緩和姿勢に対する微妙な温度差を市場は嗅ぎとっていたようだ。

 ドル円は105円台後半での取引。米大統領候補討論会後の株安を受けて、東京午後にはドル円は105円台後半から売りを強めた。ロンドン朝方には105.44レベルまで下落した。欧州株も売りに押されているが、ドル円は反発に転じると105.70近辺まで買い戻されている。リスク回避動向に変化はみられていないが、ドル円は下に往って来いと方向性が定まっていない。

 ユーロドルは1.17台前半での取引。前日の上昇の流れを受けて、東京午前に1.1755レベルまで高値を伸ばした。その後は上値が重くなり、値動きが反転。ロンドン市場では1.1740近辺から一時1.1694レベルまで下落、本日安値を更新した。ユーロ円は振幅しながらも上値が重く推移。東京市場で下落したあと、一時124円台を回復したが、ロンドン市場では再び安値を123.59レベルまで広げている。ラガルドECB総裁は戦略見直しは時期尚早としながらも、インフレ目標を上回ること容認の方針を示唆した。9月独失業率は6.3%に改善した。対ポンドでは朝方にユーロが買われた後は、ユーロ売りが優勢だった。

 ポンドドルは1.28台前半での取引。序盤に1.2806レベルまで下押しも、その後は1.2850台へと反発しており、方向性は定まらなかった。ただ、前日終値よりはポンド安・ドル買い水準で推移している。ポンド円は東京市場での下落を受けて、ロンドン朝方に135.19レベルまで安値を広げた。その後は、欧州株安にもかかわらず135.80台まで反発。下に往って来いとなっている。ホールデン英中銀委員は、英中銀の議事録はマイナス金利が差し迫っていること示さず、と明言。ユーロ売り・ポンド買いを誘った面もあった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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