【海外市場の注目ポイント】カナダ中銀政策金利など

　日本時間午後１１時にカナダ中銀（ＢＯＣ）政策金利が発表される。市場では政策金利は現行の０．２５％に据え置かれることが確実視されており、声明が焦点となっている。シェンブリ副総裁は６月中旬に「新型コロナウイルス感染の第２波が第１波のように相対的に厳しいものになれば、カナダ経済は再び非常に深刻な影響を受ける可能性があるだろう」との見解を示していた。今回の声明で、コロナ感染第２波によるカナダの景気回復腰折れのリスクに言及するようであれば、カナダドルが売られる可能性がある。
　
　また、日本時間午後９時半には７月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、同午後１０時１５分には６月の米鉱工業生産指数、同１６日午前３時には米地区連銀経済報告（ベージュブック）も発表される。７月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は、大方の予想が１０．０となっており、前月のマイナス０．２を上回り、３カ月続けて上昇するとみられ、６月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比４．３％上昇となっており、前月比では２カ月続けて上昇すると見込まれている。
　
MINKABU PRESS