東京株式（寄り付き）＝小幅続伸、強弱感対立し一進一退か

　６日の東京株式市場はやや買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前週末比３４円高の２万２３４１円と小幅続伸。

　前週末の米国株市場は独立記念日の振替休日による祝日に伴い休場だったが、欧州株市場は総じて軟調だったこともあり、買い手控えムードは拭えない状況にある。米国では前週発表された６月の雇用統計が市場コンセンサスを上回る改善を示したとはいえ、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、経済再開活動が遅滞することへの懸念がくすぶっている。東京市場でも国内の感染者数が再び増勢で警戒感が強まっている。ただ、世界的な超金融緩和環境が下値を支えるとの思惑も根強く、日経平均２万２０００円台前半で強弱感が対立し一進一退の展開が続きそうだ。

出所：MINKABU PRESS