欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計改善で3連休前の買いも

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最新投稿日時:2020/07/02 17:25 - 「欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計改善で3連休前の買いも」(フィスコ)

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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計改善で3連休前の買いも

配信元:フィスコ
投稿:2020/07/02 17:25
2日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今晩発表の米雇用統計は前回に続き改善が予想され、早期回復期待のドル買いに振れやすい。また、米中対立が深まるなか、NY市場の3連休を控え安全通貨のドル買いも想定される。

前日発表された米国のISM製造業景況指数は予想外の堅調な内容となり、経済活動の拡大・縮小の境目である50を4カ月ぶりに回復。その後公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でイールド・カーブ・コントロール(YCC)は協議されたものの、委員の間で導入に懐疑的な見方が示されたことを受け、ドル売りは後退している。本日アジア市場では今晩の米雇用統計発表を前に積極的に動きづらいなか、アジア株高を背景に安全通貨のドルは他の対主要通貨に対しやや値を下げた。ただ、対円では下値の堅さが意識される。

この後の海外市場では、米6月雇用統計の改善度合いが焦点。非農業部門雇用者数は+309.0万人(5月は+250.9万人)、失業率が12.5%(同13.3%)、平均時給は前年比+5.3%(同+6.7%)と予想される。雇用者数や失業率から雇用情勢の回復が示されれば株高に振れ、ドルを押し上げる見通し。その後の5月製造業受注の大幅改善も支援材料に。一方、米国議会で香港の1国2制度の侵害に制裁を科す「香港自治法案」成立が見込まれ、一段の米中対立が警戒される。そのため、NY市場の3連休を前に有事に備えたドル買いも入りそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・5月失業率(予想:7.7%、4月:7.3%)
・18:00 ユーロ圏・5月生産者物価指数(前年比予想:-4.5%、4月:-4.5%)
・21:30 米・6月非農業部門雇用者数(予想:+309.0万人、5月:+250.9万人)
・21:30 米・6月失業率(予想:12.5%、5月:13.3%)
・21:30 米・6月平均時給(前年比予想:+5.3%、5月:+6.7%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:135万件、前回:148万件)
・21:30 米・5月貿易収支(予想:-531億ドル、4月:-494億ドル)
・21:30 カナダ・5月貿易収支(予想:-30.0億加ドル、4月:-32.5億加ドル)
・23:00 米・5月製造業受注(前月比予想:+8.6%、4月:-13.0%)
・23:00 米・5月耐久財受注改定値(前月比予想:+15.8%、速報値:+15.8%)

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配信元: フィスコ

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