景色が変わった新興市場
新興市場に異変が起きています。
要因は新型コロナウイルス関連で上昇していた3銘柄の暴落です。
アンジェス、テラ、プレシジョンシステム。
前場で3銘柄とも一時前日比15%以上安くなり、今まで新興市場の先導役になってきた銘柄が急落。その余波で他の値持ちの良かった銘柄も売りの対象となり、徐々に値を消して行きました。
一部の個人投資家は追証になってきており、手持ちの新興市場銘柄を売らざるを得なくなって来ています。
特にアンジェスはマザーズ指数で寄与率が一番高く、新興市場は個人投資家がメインの市場なのですが、その個人投資家が心理的に弱気に傾いてきた証です。
アンジェスは6/30の引け後に、大阪大学と共同開発中の新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチンについて、大阪市立大学医学部附属病院で第1・2相臨床試験を開始したと発表しました。同治験は、健康成人志願者を対象とした筋肉内接種における治験薬の安全性及び免疫原性の評価を目的としており、目標症例数は30例。試験期間は21年7月31日までを予定。なお、同件による20年12月期業績への影響は現在精査中としています。
この材料は目新しい材料でもなく、6/30はザラ場で430円安と5/8以来の一日で下げの値幅を出ました。
これにより一旦は上昇相場に終止符がつき、下値模索へと転換していました。
本日はさらに投げが加速し、信用取引の追い証回避もあり、同時期に上昇したテラやプレシジョンも連れ安しています。
目先はこの3銘柄が止まれば、また新興市場に資金が戻ってくるでしょう。
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