ポンドドルは下値模索 ポンドには2つの重要な重石=NY為替
ポンドドルは下値模索が続いており、きょうは一時1.2160ドル付近まで下落する場面も見られた。香港問題が再燃しており、市場は米中対立への懸念を強めている。米株も戻り売りが続く中で、リスク回避からのドル買いでポンドドルも売りに押されているようだ。
ポンドは上値の重い展開が続いており、21日線を下回る水準での値動きが続いている。フィボナッチ38.2%戻しの水準が1.2175ドル付近に来ている。週初に一旦割り込んだものの、買い戻しが入り水準を維持している。ただ今回、完全にブレイクするようであれば、同50%戻しの1.2025ドルが視野に入りそうだ。
ポンドについては2つの重要な重石がある。1つは英中銀で、6月に追加の量的緩和(QE)が予想されている。英中銀も否定していない。また、6月の可能性は低いかもしれないが、マイナス金利の採用も視野にあるようだ。ベスリー英中銀総裁は今週の議会証言で否定はしていなかった。
もう1つはEUとの貿易交渉。6月末でEU離脱の移行期間を来年以降に延長するかどうかの締め切りが迫っている。しかし、協議は難航しているようで、場合によっては、「合意なき離脱」のキーワードが再浮上しそうな情勢だ。
GBP/USD 1.2181 GBP/JPY 130.98 EUR/GBP 0.8942
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ポンドは上値の重い展開が続いており、21日線を下回る水準での値動きが続いている。フィボナッチ38.2%戻しの水準が1.2175ドル付近に来ている。週初に一旦割り込んだものの、買い戻しが入り水準を維持している。ただ今回、完全にブレイクするようであれば、同50%戻しの1.2025ドルが視野に入りそうだ。
ポンドについては2つの重要な重石がある。1つは英中銀で、6月に追加の量的緩和(QE)が予想されている。英中銀も否定していない。また、6月の可能性は低いかもしれないが、マイナス金利の採用も視野にあるようだ。ベスリー英中銀総裁は今週の議会証言で否定はしていなかった。
もう1つはEUとの貿易交渉。6月末でEU離脱の移行期間を来年以降に延長するかどうかの締め切りが迫っている。しかし、協議は難航しているようで、場合によっては、「合意なき離脱」のキーワードが再浮上しそうな情勢だ。
GBP/USD 1.2181 GBP/JPY 130.98 EUR/GBP 0.8942
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このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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