NYコラム(21日)ダウ平均は上昇一服スタートか⁈–新規失業保険申請件数は243.8万件

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最新投稿日時:2020/05/21 22:00 - 「NYコラム(21日)ダウ平均は上昇一服スタートか⁈–新規失業保険申請件数は243.8万件」(加藤裕一)

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NYコラム(21日)ダウ平均は上昇一服スタートか⁈–新規失業保険申請件数は243.8万件

著者:加藤裕一
投稿:2020/05/21 22:00

NY株式市場(21日)ダウ平均は75日線で下げ止まれるか?−フィリー製造業景況指数も市場予想下回る

21日のニューヨーク株式市場でダウ平均は反落して取引が始まりそうだ。

取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は243.8万件と市場予想(240万件)を上回った。筆者が注目している失業保険継続受給者数も2507万人と市場予想(2350万人)を上回り雇用改善ペースの鈍さが確認された。

同時刻に発表されたフィラデルフィア連銀景況指数はマイナス43.1と事前予想(マイナス40)を上回る悪化となった。

ダウ平均は20日の反発で今回の急落局面で初めて75日移動平均線を上回って取引を終えた。ただ、21日は雇用情勢と製造業の景況感悪化に歯止め掛かっていないことから、再び75日移動平均線(2万4477ドル)を割り込んで節目の2万4400ドルを試す寄り付きとなりそうだ。

アメリカ議会上院は20日、事実上、中国企業を念頭に置いたとみられる上場外国企業の経営に透明性を求める法案を可決したほか、トランプ大統領は台湾への武器売却を決めた上で中国を非難するツイートを連発。22日からの中国・全人代を前にトランプ政権サイドは中国との対立姿勢を鮮明にしていることも買い手控え要因として相場の重しとなりそうだ。

21日のダウ平均は、終値ベースで75日移動平均線にどの程度、接近して取引を終えられるか、引き続き、ナスダック主導で上昇余力を探りながらダウ平均が追いかけるトレンドは途切れなそうで寄り付きの売りものをこなしたあとの粘り腰を確認する一日となる。

加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想

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