【IRアナリストレポート】ワッツ(2735)

最新投稿日時:2020/05/07 16:20 - 「【IRアナリストレポート】ワッツ(2735)」(みんかぶマガジン)

【IRアナリストレポート】ワッツ(2735)

著者:鈴木 行生
投稿:2020/05/07 16:20

~ワッツブランドの本格展開に続き、次なる事業再構築へ~

【ポイント】
・コロナショックが、100円ショップ業界の中でも、とりわけワッツに効いている面がある。スーパーなどへの委託販売が多いので、これがプラスに働いている。既存店は2月+17.0%、3月+8.8%であった。

・ワッツブランドの本格展開が進む中で、効率化がようやく成果を上げてきた。2020年8月期の上期は、販管費が前年同期比で減少しており、コスト削減の効果が出ている。加えて、100円ショップで高価格帯の商品が買い上げ金額をあげている。こうした国内100円ショップの好調が、業績の急回復を牽引している。

・一方で、コロナショックのマイナス面が、海外の均一事業と国内のファッション雑貨に出ている。南米のペルーを始め、東南アジアの各国でも均一ショップの直営、卸売とも低調である。国内のファッション雑貨も直撃を受けている。それでも、主力の100円ショップ事業が十分カバーしている。

・ワッツブランドは、テナント型がWatts、委託販売型がWatts withとして展開している。2月末現在、テナント型が192店、委託販売型が396店、合計588店(全体の48%)がワッツブランドとなった。100円以外の高額品の売上比率は2Qで4%弱まできている。

・コロナショックに対応した今後の経営方針は、1)委託販売を一段と強化していく、2)ファッション雑貨の事業については引き続き見直しを進めていく、3)海外は卸売を中心に継続を図る、という展開になろう。当社の強みを強化するという戦略である。

・主力の100円ショップ業界は厳しさが増しており、同質化すると下位は不利になる。ワッツはいかに個性を出していくか。ワッツブランド店の拡大、高額商品(200~1000円)の取り扱い、ディスカウントショップ リアルとのコラボなどに取り組んでいる。

・小回りのきく店舗展開で優位性を発揮し、今2020年8月期は大幅増益に転換できよう。来期業績の増加テンポは、当面の構造改革に依存するので、その動きに注目したい。収益力が戻りつつあるので、配当面でも前期の減配からの戻しが期待できよう。

目 次
1.特色 規模では業界4位ながら、小回りがきく存在
2.強み 迅速な出退店と独自の店舗オペレーションで収益を確保
3.中期計画 ワッツブランドによる店舗フォーマットの転換が進展
4.当面の業績 コロナショックへの対応がプラスに働き、業績は急回復へ
5.企業評価 収益源の多様化に挑戦中

ワッツ <2735>
企業レーティング
株価
(2020年5月7日)
629円
時価総額 88億円
(13.958百万株)
PBR 0.83倍
ROE 6.4%
PER 13.0倍
配当利回り 1.9%
総資本 22230百万円
純資産 10153百万円
自己資本比率 46.9%
BPS 757.9円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2010.8 34634 1325 1542 726 58.7 10.0
2011.8 38188 1817 1985 1018 81.9 12.5
2012.8 40759 2056 2055 1177 93.3 15.0
2013.8 41725 2074 2075 1123 88.6 17.0
2014.8 43573 1784 1799 948 70.0 17.0
2015.8 44462 1257 1263 700 51.7 17.0
2016.8 46176 1205 1193 718 53.0 15.0
2017.8 47494 1209 1272 839 62.0 15.0
2018.8 49480 1000 1037 633 46.8 15.0
2019.8 51399 716 656 70 5.3 10.0
2020.8(予) 52000 1300 1300 650 48.5 12.0
2021.8(予) 53500 1350 1350 750 56.0 15.0

(2020.2ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2013年3月1日で1:2の株式分割。それ以前のEPS、配当は修正ベース。2013.8期、2014.8期の配当は、東証2部、1部への変更記念配2円、2015.8期の配当は創業20周年の記念配2円を含む。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/waltutu202005.pdf
 

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶマガジン

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