欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、新型コロナ感染で根強い警戒感

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最新投稿日時:2020/04/07 17:25 - 「欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、新型コロナ感染で根強い警戒感」(フィスコ)

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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、新型コロナ感染で根強い警戒感

配信元:フィスコ
投稿:2020/04/07 17:25
7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。新型コロナウイルスの感染拡大が欧米で一服し、安全通貨ドルの買いはいったん収束の見通し。ただ、予断を許す状況になく、経済指標や株価などを手がかりとしたドル買い需要は続きそうだ。

米国内での新型ウイルス被害は現在ピークを迎えているものの、感染者数の最も多いニューヨーク州で死者数は横ばいとなり、感染拡大は一服したもよう。市場ではピークアウトが意識され、米国経済の底打ちへの期待感から安全通貨のドルを売る動きが観測される。本日アジア市場で、日経平均株価などアジア株の強含みを背景に、ユーロなど主要通貨はドルや円に対して下げづらい展開に。また、豪ドル・円の上昇がクロス円をけん引する場面もあった。ドル・円はドル売りに押されながらも、円売りの流れで底堅い値動きが目立った。

この後の海外市場でも、地合いの好転でリスク資産の買戻しが続けば円売りが主要通貨を押し上げる見通し。ただ、米国の場合、新型ウイルスによる死者はこの10日間あまりで10倍に膨れ上がり、今後イタリアやスペインを追い抜く可能性もある。また、今晩発表のJOLT求人件数から雇用情勢の悪化で米国経済の下振れ懸念が示されれば、株価に下押し圧力がかかりやすい。その場合、安全通貨が注目されドル買いが再開しよう。なお、安倍政権による非常事態宣言や経済対策は円売り要因だが、すでに織り込まれ相場への影響は限定的とみる。

【今日の欧米市場の予定】
・23:00 米・2月JOLT求人件数(予想:650.0万件、1月:696.3万件)
・02:00 米財務省・3年債入札
・04:00 米・2月消費者信用残高(予想:+140.00億ドル、1月:+120.21億ドル)


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配信元: フィスコ

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