NYコラム(6日)ダウ平均は上昇余地を探る展開へ−ダウ平均先物は一時800ドル超高

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最新投稿日時:2020/04/06 20:51 - 「NYコラム(6日)ダウ平均は上昇余地を探る展開へ−ダウ平均先物は一時800ドル超高」(加藤裕一)

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NYコラム(6日)ダウ平均は上昇余地を探る展開へ−ダウ平均先物は一時800ドル超高

著者:加藤裕一
投稿:2020/04/06 20:51

▶︎NY株式市場(6日)ダウ平均は2万2000ドルの節目が視野か⁈−直近の窓埋めが条件へ

6日のアメリカ株式市場でダウ平均の寄り付きはリバウンドを試す展開となりそうだ。

ニュ ーヨーク州のクオモ知事は週末の記者会見で1日当たりの死者数が前日から減少したことを明らかにした。トランプ大統領も感染拡大の鈍化に期待感を示したという。

一方でトランプ政権とアメリカ議会は追加景気刺激策の検討に入ると伝わっている。共和党で上院トップのマコネル院内総務や民主党のペロシ下院議長が相次いで追加対策の必要性に言及。ムニューシン財務長官も議会に追加刺激を要請する姿勢を示している。4月20日に休会明けとなるアメリカ議会での追加財政出動に対する協議の本格化を見守ることになる。

6日のダウ平均は寄り付きで2万1400ドル台後半まで落ちてきている20日移動平均線を上抜けて取引が始まりそうだ。

20日移動平均線から上のレベルでは、日足チャート上で3月31日安値(2万1852ドル)と4月1日高値(2万1487ドル)の間に約360ドルの大きめの窓が開いている。6日リバウンド局面で窓埋め完了できれば2万2000ドルの大きな節目が見えてくる。

▶︎ニューヨーク州のロックダウン効果を先取りする展開か⁈−金曜日はグッドフライデーで休場へ

ニューヨーク州では在宅勤務や外出制限が敷かれた3月22日のロックダウンから新型肺炎の潜伏期間とされる2週間が経過した。厳しい状況が続くニューヨークでの感染者数や死者数の鈍化傾向が少しずつ表れてくることを想定しておきたい。

イタリアは3月10日に全土で移動制限を開始。スペインは3月14日に全土に移動制限を掛けた。ロンドンもロックダウンから間もなく2週間を迎える。主要都市での移動制限で先行しているヨーロッパを皮切りにニューヨークまでロックダウン効果が広がりを見せるとの期待感を株式相場は先取りする展開に発展してもおかしくないだろう。

トランプ大統領が言及した「厳しい2週間」は中間地点を折り返して残り1週間だ。今週はグッドフライデーで金曜日(10日)が休場。日曜日(12日)はイースター(復活祭)だ。木曜日に発表される4月分のミシガン大学消費者マインド指数は悪化が見込まれている。来週からは主力企業の決算発表が本格化してアメリカ企業が直面している未曾有の業績悪化を目の当たりにする局面が出てくる。逆算すれば週末に3連休を控えた今週の前半は、相場が動きやすいタイム・スケジュールとなりそうだ。
加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想

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