米外為市場サマリー：対ユーロでのドル買い波及し一時１０８円６０銭台に上昇

　３日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１０８円５５銭前後と前日に比べ６０銭強のドル高・円安。ユーロは、１ユーロ＝１１７円１３銭前後と同横ばい圏だった。

　この日に発表されたユーロ圏３月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値や英３月サービス部門ＰＭＩ改定値が速報値から下方修正され、ユーロ売り・ドル買いが活発化。これがドル円相場に波及するかたちで一時１０８円６８銭まで上昇した。その後、３月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比７０万１０００人減（市場予想は１０万人減）となったことを受けて１０８円１９銭まで押される場面もあったが、引けにかけて１０８円台半ばに値を戻した。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０８０１ドル前後と同０．００５０ドル強のユーロ安・ドル高だった。


出所：MINKABU PRESS