NYコラム(31日)ダウ平均は売り先行でスタートへ−期末ドレッシング買いは峠を越す

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最新投稿日時:2020/03/31 22:20 - 「NYコラム(31日)ダウ平均は売り先行でスタートへ−期末ドレッシング買いは峠を越す」(加藤裕一)

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NYコラム(31日)ダウ平均は売り先行でスタートへ−期末ドレッシング買いは峠を越す

著者:加藤裕一
投稿:2020/03/31 22:20

NY株式市場(31日)ダウ平均は寄り付きで2万2000ドル割れ試す展開か⁈−米経済指標に注目

31日のアメリカ株式市場でダウ平均は買い見送りムードが強まりそう。

ダウ平均は30日の上昇で直近の安値となる23日の終値から20%上昇した水準=2万2309ドルを再び超えてきた。ベア・マーケット下でのミニブル相場の継続にかすかな期待が繋がっている状況だ。

ただ、ダウ平均は24日以降の戻り局面で3月26日終値(2万2552ドル)が目先的なレジスタンスとして意識されてそう。

2月12日に付けた過去最高値(2万9568ドル)から3月23日の安値(1万8213ドル)までの下落幅(1万1355ドル)に対する38.2%戻し水準=2万2550ドルも控えている。

30日の取引では、日足の実線に大きく垂れ下がってきている20日移動平均線(2万2470ドル)に上値を抑えられるかたちで取引を終え、買い一巡感が高まりやすい相場水準にもあるようだ。

ダウ平均は31日の寄り付きで2万2000ドル割れを試す展開となりそうだ。期末ドレッシング買いも31日で峠を越しそうで、需給面での押し上げ要因に乏しい。ニューヨークを中心に新型コロナウイルスの感染者数に増加傾向が続いていることも嫌気されそうだ。

31日のアメリカ株式市場では寄り付き間もなく発表される経済指標に注目が集まりそう。日本時間22時45分には3月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:40.0)が発表される。23時00分には3月米消費者信頼感指数(予想:110.0)の発表が予定されている。明日以降に発表される重要な経済指標のリアクションを見極める上でも、今晩の悪化が見込まれる経済指標の折り込み度合いに注目していきたい。

一方で中国では31日に発表された3月の製造業PMIが大幅に改善したほか、アメリカのトランプ大統領は30日にロシアのプーチン大統領との会談で石油価格における安定の重要性で一致したことからWTIが時間外で一時7%を超える上昇。オイル戦争に対する懸念が和らいでいることはアメリカ市場の下支えとなりそう。
加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想

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