NYコラム(19日)ダウ平均は下げ止まらず−「Cash is King」の潮流は衰えずか?!

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最新投稿日時:2020/03/19 20:52 - 「NYコラム(19日)ダウ平均は下げ止まらず−「Cash is King」の潮流は衰えずか?!」(加藤裕一)

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NYコラム(19日)ダウ平均は下げ止まらず−「Cash is King」の潮流は衰えずか?!

著者:加藤裕一
投稿:2020/03/19 20:52

NY株式市場(19日)ダウ平均は再び1万9500ドルを試す−1兆ドル規模の米景気対策は週明けか⁈

19日のアメリカ株式市場でダウ平均は売り優勢で取引が始まりそうだ。

ダウ平均は、世界的な株安の流れに歯止めが掛からず節目の1万9500ドルを意識しながらの寄り付きとなりそうだ。下値では、前日に割り込んだ1万9000ドルの節目と前日の日中安値=1万8917ドルが控える相場水準となっている。

外国為替市場ではドル独歩高が顕著だ。ドル・キャッシュを積み上げる動きが加速している。19日も「キャッシュ・イズ・キング」の勢いを止められそうにない。

これまで安全資産とされていた米国債やゴールドの益出しが一旦止まる局面=消えかけたbitの回復を捉える必要があるだろう。同時に株式市場を含めアメリカ金融市場全体に投資資金が回帰するタイミングを見極めなければならない。

トランプ政権が提唱しているリーマンショック時を上回る1兆ドル規模の景気対策法案の採決は、週明けにずれ込むという。米議会では超大型景気対策をめぐる協議は継続しており、引き続き、ニュース・ヘッドラインには細心の注意が必要だ。

FRBは、MMF=マネー・マーケット・ファンド向けに緊急の資金供給に乗り出す。CP市場の資金繰りを支える姿勢を示したものだ。企業の資金繰りの厳しさを如実に表している証左で、当初の企業支援から、「破たん」or「救済」の局面入りに時間が掛からないことはリーマン・ショックで学んだことのひとつだ。

加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想

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