【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)

最新投稿日時:2020/03/19 11:14 - 「【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)」(みんかぶマガジン)

【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)

著者:鈴木 行生
投稿:2020/03/19 11:14

~新型コロナウイルスの影響と新たな対応~

【ポイント】
・新型コロナウイルスの感染拡大による影響が貸会議室事業を直撃している。2~3月の稼働率は大幅減となっており、このペースが当分続くものとみられる。

・会社側では、3月6日に2020年2月期の業績を下方修正し、中期3ヵ年計画における2022年2月期の財務目標も取り下げた。2021年2月期の業績は、営業利益で32億円(前年度比-56%)と大幅に減少するとみている。1Q(3~5月)、2Q(6~8月)が厳しく、3Q(9~11月)から平常化するという前提である。

・貸会議室(TKPモデル)と貸オフィス(リージャスモデル)のハイブリッドによる事業展開が本格化しているが、コロナウイルスへの対応として、会議室を小型・分散化して、リモートオフィス、BCPオフィスなどへ転用し、多様化を図っている。

・2019年5月末に日本リージャスの買収を完了した。世界トップクラスのレンタルオフィス企業であるRegus(リージャス)の日本におけるマスターフランチャイジーとなった。TKP 261拠点、日本リージャス152拠点の合計413拠点を、今後10年で1500拠点まで拡大しようという戦略がスタートしているが、その方向は変わらない。

・買収金額は3.2億ポンド(429億円)であった。年間24億円ののれんの償却が発生するが、日本リージャスはそれを上回る収益力があり、TKPとのシナジーも見込める。よって、今回のコロナショックを乗り越えることが十分できよう。

・中期的には、リージャスと連携して、フレキシブルオフィス市場でNo.1のポジションを取ろうという作戦である。市場は現在の2000億円が、2030年には6兆円に拡大するとみられる。共同仕入れ、共同出店によるシェア拡大とともに、周辺サービス(コンテンツ)にも事業を広げていく方針である。

・今後4~5年をみれば営業利益で100億円は十分狙えよう。これを踏まえて企業価値を評価すると、一定の努力は要するが、株価のリバウンドはコロナショックの克服を早めに織り込むことになろう。そのタイミングに注目したい。

TKP(ティーケーピー) <3479>
企業レーティング
株価
(2020年3月18日)
1252円
時価総額 585億円
(38.0百万株)
PBR 0.96倍
ROE 1.6%
PER 58.8倍
配当利回り 0.0%
総資産 133691百万円
純資産 49035百万円
自己資本比率 26.8%
BPS 1305.9円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2013.2 8102 1129 1222 615 20.6 0
2014.2 10877 1060 1241 198 6.6 0
2015.2 14162 878 701 339 11.3 0
2016.2 17941 2004 1848 935 31.3 0
2017.2 21978 2694 2552 1352 45.2 0
2018.2 28689 3449 3200 2071 64.0 0
2019.2 35523 4289 4053 1893 58.1 0
2020.2(予) 54000 5700 4000 800 21.3 0
2021.2(予) 62000 3200 3000 900 24.0 0

(2019.11ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2015.2期より連結決算、それまでは単独決算。2017年1月に1:100の株式分割、2017年9月に1:7の株式分割を実施。それ以前のEPSは修正ベース。2020.2期は2Qより日本リージャスを含む。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/TKP202003.pdf
 

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶマガジン

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