NY株式市場(6日)ダウ平均先物は一時800ドル超安−米国10年債利回りが連日で過去最低
6日のアメリカ株式市場では雇用統計が強い内容となったことは、下支え要因となりそうだ。ただ、新型肺炎の世界的な拡大でアメリカ景気の先行き不安を払拭するには至っていないようだ。17日から始まるFOMCを前に追加利下げを催促する相場が続いている。
時間外で米国10年債利回りは0.7%割れとなり、過去最低を連日で更新している。FRBによる今年残り2回、もしくは3月18日に0.5%の利下げを折り込みに行っている。6日のアメリカ株式市場では米国債を買って、株式を売る動きがさらに進みそうだ。
6日のダウ平均は、寄り付きで2月28日に付けた直近の終値ベースの安値=2万5409ドルが視野に入りそうで、ダブル・ボトムを付けに行くだろう。さらに深押して2万5000ドルの節目を見に行ってもおかしくないのが今のアメリカ株式市場である。