NYコラム(5日)ダウ平均は大幅高の反動安スタートへ−NY連銀総裁に注目

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最新投稿日時:2020/03/05 21:25 - 「NYコラム(5日)ダウ平均は大幅高の反動安スタートへ−NY連銀総裁に注目」(加藤裕一)

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NYコラム(5日)ダウ平均は大幅高の反動安スタートへ−NY連銀総裁に注目

著者:加藤裕一
投稿:2020/03/05 21:25

▶︎NY株式市場(5日)ダウ平均先物は一時400ドル超安−ロサンゼルスが非常事態宣言

5日のアメリカ株式市場でダウ平均は、前日に過去2番目の上げ幅(1173ドル)を記録した反動から売り優勢で取引が始まりそうだ。6日には米雇用統計の発表を控えていることもあって積極的な買いは見送られやすい。

ダウ平均は、5日の寄り付きで2月12日に付けた終値ベースの過去最高値(2万9551ドル)から10%押しした水準=2万6596ドル(日中ベースでは2万6612ドル)が意識されそう。4日の上昇幅(1173ドル)の半値押しは、2万6504ドルだ。時間外で米国10年債利回りに再び1%割れの低下圧力が強まっていることも株式相場にはネガティブに反応しそうだ。

アメリカでは、4日にロサンゼルス郡が新型肺炎の感染拡大に備えて非常事態を宣言した。同じカリフォルニア州内ではすでにサンフランシスコ市なども非常事態宣言を行っている。ニューヨーク州も同日、新たに4人の感染が確認されたと発表しており、アメリカ主要都市での感染の広がりに警戒感が強まりやすい相場環境だ。

▶︎FOMCを前にウィリアムズNY連銀総裁のコメントに注目

5日のアメリカ株式市場で取引終了後には、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁があいさつに立つ。緊急利下げ直後で再来週のFOMCで追加利下げ観測が高まっており、発言内容が注目される。

ウィリアムズ総裁がFRBによる緊急利下げやニューヨーク連銀が行っている短期金融市場の大規模な資金供給などへ言及すれば、金融政策への思惑が広がりやすいとみる。

3日にFRBが緊急利下げを実施する直前、ニューヨーク連銀はレポ取引で1200億ドルに上る過去最大の資金を供給したという。ドル・キャッシュニーズの背景を探るヒントを改めて精査したいところだ。
加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想

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