NY株式市場(27日)ダウ平均は売り先行でスタートへ−2万6600ドルが視野に
アメリカ国内では、西部カリフォルニア州でいわゆる「市中感染」の
疑いのある新型コロナウイルスの事例が初めて確認された。渡航歴がなく、感染者との接触も確認できていないという。アメリカ国内での感染事例は15件目で、アメリカ国内における新型コロナウイルスの感染拡大に警戒感がさらに強まりそうだ。
一方でアメリカ・マイクロソフトは、26日夕方に新型コロナウイルスの影響で2020年1−3月期のパソコン部門における売上高がガイダンス見通しに届かないと発表した。時間外取引で3%超の下落となっている。
26日のダウ平均の終値は、2万6957ドルだった。2019年8月15日の安値(2万5339ドル)から今年2月12日の高値(2万9568ドル)の上昇幅=4229ドルに対する61.8%押しの水準(2万6955ドル)に達してきた。
次の下値メドは、2月12日に付けた終値ベースの過去最高値から10%下落した水準=2万6596ドル(日中ベースの過去最高値では2万6612ドル)が挙げられよう。